説明書や各種リリースなどを公開するのに便利なこのPDFファイルも、開く方にとってはもどかしいこともありますね。
通常、このようなリンクをクリックした場合、お使いのPDFリーダーを起動してファイルの内容をローカルアプリ単体、または新規タブでアプリを起動して参照するか、一旦ダウンロードした上でこれらのアプリで開くということになります。
内容がはっきりしている場合は保存などの必要もあるでしょうが、ウェブページと同じ感覚で参照した場合や、中身が期待したようなものでなかった場合はこうした作業は重くて無駄なだけですね。
Firefoxユーザーなら、「gPDF」というアドオンをインスールしておくこで、そんなときでもサクッとPDFファイルを読むことができるようになります。
「gPDF」は、ページ内に存在するPDFファイルへのリンクをクリックした際、外部ツールを起動することなく、新規タブの「Google ドキュメントビューア」で参照することができるというアドオンです。
アドオンをインストール後、PDFリンクをクリックすると、以下のように新規タブでGoogle ドキュメントビューアが起動し、読むことができるようになります。
↓
ロケーションバーでURLを見てみると[http://docs.google.com/viewer?url=http://www.hogehoge/1.pdf]ようになっているのが確認できます。
ビューアは簡易なオンラインツールですが、その分起動も速く軽快です。
ページのサムネイル表示やページ送り、拡大・縮小なども可能で、ドキュメントによっては検索なども可能となっています。
また、必要ならページ上部のリンクをクリックすることで、印刷やダウンロードもできるようになっています。
*普段Foxit Readerを使っている私の環境では、印刷・ダウンロード時には一旦Foxit Readerで開くダイアログが表示されました。
PDFファイルには、保存や編集が必要なものもあれば、単に見ただけでおしまいというものもあります。
そのように、見るだけでいいようなファイルを開くときに、重くて大層なツールを立ち上げなくても済むのがいいですね。
なお、アドオンを増やしたくない方には、同様の機能を提供するGreasemonkeyスクリプトも用意されていますので、お好みでご利用ください。
ダウンロード:gPDF(Add-ons for Firefox)
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