しかし、ブラウジングは許容できても、コツコツと作り上げた設定は勝手に変更してほしくはないですね。
そうは言っても、初心者の方が適当にオプション設定を開いてあちこち触ってしまったり、ホームページを変更してしまうようなこともあるかもしれません。
また、たとえ本人でも何らかのミスで気がつかないうちに設定変更をしてしまっていることがあるかもしれません。
もちろん、アドオンなどのインストールにより、設定に変更が加えられることもありますので仕方の無い場合もありますが、いつの間にか設定が変更され、意図しない動きをしたときの違和感はかなりうっとうしいですね。
大切なFirefoxがそんな目に遭う可能性があるのなら、設定変更ができないように(ロック)してしまうという手もあります。
方法は以下のように非常に単純です。
1.Firefoxを閉じておきます。
2.ロックしたいFirefoxのプロファイルフォルダを開きます。
<Windows XPの場合>
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\mozilla\firefox\profiles\********.default
*winの場合は、スタート→[ファイル名を指定して実行]にて、[%appdata%\mozilla\firefox\profiles]と入力して実行すればプロファイルフォルダが開きます。
3.プロファイルフォルダを開いたら、そのルートにある[prefs.js]というファイルを右クリックし、[プロパティ]を開きます。
4.prefs.jsのプロパティ→[全般]の下部に[読み取り専用]という項目がありますので、ここにチェックを入れ、OKで閉じます。
これでロック完了です。
オフィスファイルなどでロックをかけるのと同じような単純な方法ですね。
この状態でもFirefoxのオプション設定などを変更することはできますが、記憶はされずその場で一時反映されるだけです。
あちこち変更しても、再起動すればロックをかける前の状態で起動するようになりますので安心ですね。
ロックを解除する場合は、同様の手順で[読み取り専用]のチェックを外すだけです。
長期にわたって設定した内容は本人でも覚えていないほどの多項目になることがありますが、そんな苦労を他人のちょっとしたミスで崩されるのもたまりませんね。
ブックマークなどは保護されないものの、設定項目を手軽に守りたい方は試してみてはいかがでしょうか。
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