このようなツールは、欲しい情報をしっかりと読むことが目的ですので、できれば「読む」ことだけに専念できるデザインが好ましいですね。
そんなGoogle ReaderユーザーのためのGreasemonkeyスクリプトが「Google Reader Absolutely Customizable」です。
「Google Reader Absolutely Customizable」は、Google Readerから余分なメニューなどをそぎ落とし、記事を読むことに集中できるスタイルにカスタマイズすることができるというものです。
このスクリプトは以前からあったものですが、従来のバージョンでは、単に一括でシンプル化するだけのものでした。
これが今回のバージョンから、カスタム箇所を指定できるようになったこでさらに使い勝手が良くなっています。
スクリプトをインストールしたら、まずは日本のユーザーでも使えるよう、対象サイトを指定しておきましょう。
サイト指定を行うには、ステータスバーのGreasemonkeyアイコンを右クリックし、[ユーザースクリプトの管理]を開きます。
画面左側のスクリプト名部分で[Google Reader Absolutely Customizable]を選択し、右側の[ユーザースクリプトを実行するページ]部分にある[追加]ボタンをクリックします。
[ページの追加]ダイアログが開いたら、そこに[http://www.google.co.jp/*]と入力し、OKで閉じます。
*日本語版のGoogle リーダーを開いたままこの作業を行えば、URLは自動的に入力されます。
これで日本語環境で利用する準備はOKです。
Google Readerを開いてみると、以下のようにシンプルなUIに変更されているはずです。
■デフォルト
■Google Reader Absolutely Customizable適用後(全体)
(部分)
サイドメニューやトップメニュー、各記事下のメニューや記事へのジャンプボタンが非表示になるほか、各記事内の空白が縮小化されているのがわかります。
無駄なスペースが省かれたことで、記事がかなり読みやすくなりますね。
しかし、これでは何も無さすぎて操作に困るという方もいるかもしれません。
そのような場合は、カスタム箇所を個別に設定することが可能です。
個別設定を行うには、Google Readerを表示したままGreasemonkeyアイコン右クリック→ユーザースクリプトコマンド→[Google Reader Absolutely Customizable Options]をクリックします。
現在の画面上に設定画面がオーバーレイ表示されますので、ここで無効にしたい項目のチェックを外せば、必要部分の表示などができるようになります。(デフォルトでは全てONになっています。)
設定できる項目は以下の通りです。
<非表示項目>
1.トップナビゲーション
2.サイドナビゲーションのアイテム
3.エントリ下部の操作メニュー
4.ソーシャルオプション(shareなど)
5.アイテムナビゲーションボタン
6.サイドナビゲーションの開閉
7.サイドナビゲーションアイコン
8.記事本文へのジャンプリンク
<その他>
1.各記事をスクエアラインで囲む
2.空白部分を圧縮する
3.サイドナビゲーションに合わせて画像をリサイズする
(デフォルトでは175px)
デフォルトに戻す
これらの有効・無効を切り替えることにより、使いやすさを残しつつ、シンプルなUIを作り出すことが可能です。
小さな画面でより多くの表示を行いたい方や、余計なメニューが目障りだと思っていた方は、導入してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Google Reader Absolutely Customizable(userscripts.org)
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