また、yahooと入力して、Ctrl+Enterキーを押せば、自動的にプレフィックス/サフィックスを補完して、[http://www.yahoo.com]を表示してくれるようにもなっています。
このように、ドメインの自動補完機能を利用した場合、プレフィックス(接頭辞)として[www]を、サフィックス(接尾辞)として.[com]がキーワードの前後に付与されるようになっていますが、毎回www.****.comにアクセスしたいとは限りませんね。
そんな場合は、about:configによって両者を変更することも可能ですが、利用できるのは登録したワンパターンだけとなりますので、あまり使い物にならないと思っている方もいらっしゃるでしょう。
*補完するプレフィックス、サフィックスを変更するには、about:configを開き、以下の作業を行います。
プレフィックス:browser.fixup.alternate.prefix
サフィックス:browser.fixup.alternate.suffix
フィルタ欄で各項目を表示し、項目をダブルクリック→「値」を変更します。
このドメイン自動補完機能に、もうすこしバリエーションを持たせることができるFirefoxアドオンが「URL Dot」です。
Firefoxに「URL Dot」をインストールしておけば、Ctrl+Enterで補完できるドメインの種別を増やしたり、その他のキーを使ってもっと多くの補完を行うことができるようになります。
アドオンをインストールしたら、まずはオプションを開いて設定を行いましょう。
オプションウィンドウは以下のように3つのタブに分かれています。
デフォルトでは、[Ctrl]タブ内の[Plefix]部分に[www]、[Suffix]部分に[com][net][org]の3つのサフィックスが登録されています。
この場合、たとえばロケーションバーに[yahoo]と入力し、Ctrl+Enterキーを押せば、[www.yahoo.com]と補完され、さらに750ms以内にCtrlを押したままEnterキーを押せば[www.yahoo.net]、もう一度Enterキーで[www.yahoo.org]というように、3種のドメイン補完を交互に行うことができるようになります。
デフォルトでは確定するまでの時間が750msになっていますが、この部分は任意で変更が可能です。
このように、通常のCtrl+Enterでの補完作業に複数のパターンを割り当てることができるというアドオンです。
オプション設定にはその他にも、[Shift+Enter]、[Cter+Shift+Enter]が用意されており、それぞれに対して一つのプレフィックス、複数のサフィックスが登録可能となっています。
■Shift+Enter
■Cter+Shift+Enter
見本のようにプレフィックスにmailなどと指定しておけば、googleやyahooと入力してCter+Shift+Enterを押すだけでWebメールにアクセスできたりします。
キーの押し方と登録するドメインのバリエーションのよって、かなり多くのドメイン補完に対応することができるようになりますね。
日本のユーザーの場合、co.jpやjpなどにアクセスすることも多いため、キーの組み合わせでこうしたドメインも補完できるようになれば、ロケーションバーでのドメイン補完ももっと役立つことがあるかもしれませんね。
ダウンロード:URL Dot(Add-ons for Firefox)[experimental]
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