また、ページ内に参考リンクの羅列があるような時も、同様にそれぞれのリンクをクリックしなくてはすべてを開くことはできません。
2.3のリンクを開くだけならどうということはない作業ですが、ページ内に大量のリンクがリスト形式で並べられているような場合は、それぞれクリックするのがかなり面倒ですね。
そんな時に役立つFirefoxアドオンが「Multi Links」です。
「Multi Links」は、マウスでドラッグして選択した範囲内にあるリンクを一気に開くことができるというアドオンです。
アドオンをインストールしたら、マウスの右ボタンを押しながら範囲を選択してみましょう。
以下のように範囲が緑の破線で囲まれ、その範囲内にあるリンクが赤で囲まれるように選択されます。
開きたいリンクのある範囲を選択したら、右ボタンを放します。
デフォルト設定の場合、これでその範囲内にあるリンク(赤で囲まれたリンク)を新規タブで一気に開くことができるようになります。
選択をキャンセルしたい場合は、右クリックをホールドしたまま左クリックします。(またはEscキーを押します)
また、一つめのリンクを選択したあと、Shiftキー、またはCtrlキーを押しながら選択していくと、任意のリンクだけを選択することが可能です。
この場合は、最後のリンクを選択後、キーと右ボタンを離すことでリンクを開くようになっています。
また、オプション設定により、リンクを開くだけではなく、選択範囲のURLのコピー、ブックマークなどをするようにアクションを変更することができるようにもなっています。
<オプション設定>
■選択範囲のリンクを新規タブで開く(デフォルト)
☆開いたタブをアクティブにする
■選択範囲のリンクを新規ウィンドウで開く
■選択範囲のリンクのURLをクリップボードにコピーする
■選択範囲のリンクをまとめてブックマークする
☆[Smart Selection,allows・・・・]にチェックを入れておけば、検索エンジンの結果ページで、サイトそのもの以外のリンクを除外できます。
たとえばGoogle検索なら、キャッシュや類似ページなどのリンクを除外できます。
設定画面右側では、選択時の線の色、太さ、種類などを指定できます。
また、機能の有効・無効はステータスバーボタン をクリックすることで切り替えることが可能です。
このように、右クリックにより範囲選択により、リンクに対して3つのアクションをまとめて実行できるというアドオンです。
欲を言えば、3つのアクションを利用時に毎回切り替えなくともキーなどを使って使い分けることができればいいのですが、そのあたりは今後のバージョンアップに期待です。
また、選択範囲が現在見えている部分に限定され、スクロールなどを行うと選択が無効になってしまうのも改善してほしいところです。
それでも操作に慣れてしまえばかなり類似アドオンに比べて使いやすいアドオンですので、複数のリンクに対して一括操作を行うようなことが多い方は試してみる価値はあると思います。
ダウンロード:Multi Links(Add-ons for Firefox)[experimental]
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■複数のタブ選択して各種操作をまとめて行うことができるFirefoxアドオン「マルチプルタブハンドラ」
■開いているタブのURLとタイトルをまとめてメールできる「Send Tab URLs」