本バージョンは、Gecko1.9.1.1の採用、前ベータと比較して500以上の改良を加えるなど、安定性の向上が認められるものとなっています。
Thunderbird 3.0 Beta3の主な特徴、変更点は以下の通りです。
(いくつかの機能などはBeta1、Beta2ですでに実装されているものです。)
■インストール直後のインターフェース
■タブ機能
メッセージ、フォルダ、カレンダーなどを個別にタブで開くことができます。
メッセージをダブルクリック、またはEnterキーを押すことに新規タブで開くこともできます。
また、メッセージ、フォルダをセンタークリックすればバックグラウンドで開くようにもなりました。
■新しいアドオンマネージャ
Firefox同様、アドオンの入手などが可能となっています。
■より使いやすくなったヘッダ部
■改良されたアドレス帳
メッセージヘッダに表示されてある送信者名(アドレス)横のスターマークをクリックすることにより、簡単にアドレス帳に登録・編集することができます。
■メッセージアーカイブ
メッセージ→アーカイブ、またはヘッダ部分のアーカイブボタンをクリックすることにより、Gmailのようにメッセージをアーカイブフォルダへ移動させることができます。
■イベントログの管理
ツール→イベントログの管理より、メッセージの移動などのイベントを時系列で参照できます。
■新しい新規作成画面
メッセージ本文のテキストを装飾できるメニューが加わりました。
■ツールバーボタン群
グローバル検索や、最適化ボタンなどが追加されています。
その他にも、新しくなったアカウント作成ウィザードや、改良されたGmailとの統合、複数アカウントからなるスマートフォルダモードなど、様々な改良・機能追加がなされています。
以上のように、2.0.×ユーザーもかなり興味をそそられる内容となっています。
なお、こちらのディレクトリより3.0 b3に対応している「Lightning 1.0pre」と「Provider for Google Calendar 0.6pre」(共に英語版)がダウンロード可能ですので、カレンダー機能が欲しい方はインストールしてみてください。
*本バージョンはあくまでリリース前のテストを目的としたものです。現行バージョンとはインストールディレクトリや使用プロファイルを変更するなど、十分注意した上で導入・試用を行ってください。
リリースノート(en)
ダウンロード:Thunderbird 3.0 Beta3(Mozilla Messaging)
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