タイミングによっては完全ではないものの、こうしたリカバリ機能が備わっていることにより、助かる場面も多々ありますね。
しかし、デフォルトのセッションマネージャだけではせいぜい少し前のセッションが復元出来る程度で、ちょっと物足りないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、もっと高機能なセッション管理ができるようになるFirefoxアドオン「Session Manager」を試してみてはいかがでしょうか。
「Session Manager」は、デフォルトには無い、高度なセッション管理機能をFirefoxに与えてくれるアドオンで、セッション管理専用ツールならではの、保存、管理、復元を自在に行うことができるというアドオンです。
アドオンをインストールすると、[ツール]メニューに[セッションマネージャ]という項目が追加されます。
ここから過去に保存したセッションを復元したり、現在のセッションを手動で保存したりできるほか、セッションのグループ分け、削除など、高度な管理が可能となります。
■セッションの読み込み
実行すると、以下のようなウィンドウが開き、読み込むセッションと、そのセッションに含まれているタブ一覧が参照できます。
セッション中の復元したいタブを選択できる他、現在のセッションに対して上書き、追加するなどの方法を選択できます。
■セッションを保存
クラッシュなどの有無に関わらず、現在のセッションを手動で保存することができます。
■バックアップセッション
サブメニューから現在保存されているセッション一覧を表示し、簡単に復元することができます。
■セッション名の変更
デフォルトの場合、セッションは[前の・・][古い・・・]などの名称+日時で保存されますが、ここから任意の名前に変更することができます。
■セッションの削除
不要になった保存セッションを削除できます。
■グループセッション
セッションを任意の名称でグループ分けすることができます。
■セッションフォルダを開く。
プロファイルフォルダ以下に作成された、専用の保存フォルダを開きます。
また、同メニュー内には、最近閉じたタブも表示されるようになります。
■セッションマネージャオプション
オプション設定にアクセスします。
オプション設定は以下の4つのセクションに分かれており、保存や復元に関する設定をかなり細かく行うことができます
■一般
☆起動と終了
Firefoxの起動時、終了時にセッションをどう扱うかを選択できます。
☆保存と復元
クッキーへの保存、保存セッションの最大件数、復元時のアクションなどが設定可能です。
☆表示
セッションリストの並び順やセッション名の表記フォーマットなどが指定できます。
■開き直す
最近閉じたタブの設定を変更できます。
■詳細
セッションの保存場所や暗号化の有無、キャッシュフィクサー機能の無効化などが設定できます。
■セッションストア
クラッシュリカバリのON・OFF、その保存間隔などを設定できます。
このように、セッションに関するあらゆるアクションを事細かに設定、管理できるというアドオンです。
クラッシュ時はもちろん、任意でセッションを保存して後から有効活用などもできるという便利なものです。
タブ単位でしか管理されていない方も、このアドオンがあれば、また違ったブラウジング管理ができるかもしれませんね。
ダウンロード:Session Manager(Add-ons for Firefox)
<関連記事>
■セッション管理拡張機能「SessionPage」
■そのセッションの詳細な履歴をタブバー上部に表示するFirefoxアドオン「Traction Control」
■複数のユーザーでFirefoxのブラウジングセッションを共有することができるアドオン「Mockingbird」
■タブごとにセッション履歴を表示してページを移動することができるFirefoxアドオン「Tab Session History」(3.0対応)
■開いているタブをセッション単位でブックマークのように保存・呼び出しできるFirefoxアドオン「Linkwad」