こうした翻訳系アドオンには、かなり本格的なものから単語レベルのものまで多種多様なものが存在しており、ユーザーの好みも分かれるところですね。
今回は、そんな翻訳系アドオンの中から、「Inline Translator」というものを試してみました。
「Inline Translator」は、これらの翻訳ツールの中では比較的シンプルでありながら、単語から文章までの翻訳結果を素早く得ることができる[Google AJAX Language API]を利用したアドオンです。
インストールしたら、まずはオプション設定を開き、言語の設定を行います。
日本のユーザーの場合、言語リストの中から[Japanese]を選択してOKをクリックすれば設定完了です。
あとは、Webページ内の各種言語を行・単語単位で選択するだけで、日本語への翻訳結果をその場で参照することができるようになります。
■1行翻訳
■単語翻訳
翻訳結果は、コピーなどコンテキストメニュー操作も可能となっていますので、その内容をテキストとして再利用したり、検索キーワードとして使うこともできます。
*ページのどこかをクリックすれば翻訳結果は消えます。
*テキスト選択時に翻訳が不要な場合は、ステータスバーのアイコン をクリックすれば機能のON・OFFが可能です。
デフォルトでは、長文の翻訳ではなく、100ワードまでの文章で検索が有効となるようになっていますが、オプション設定の[max text length to translate]部分の数値を増やすことにより、長文の翻訳も可能なほか、結果の背景色、テキストカラーなども自由に組み合わせて表示をカスタマイズすることができるようになっています。
使い方がわかりにくい翻訳ツールにうんざりしている方も、このアドオンなら気軽に使えるかもしれませんね。
ダウンロード:Inline Translator(Add-ons for Firefox)
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