そんな情報を隠すことができるのは、基本的に情報発信者だけで、Webサイトを閲覧しているだけのユーザーにはどうすることもできません。
Firefoxアドオンには、このような不具合のある情報などを隠す、または閲覧できなくするようなものもたくさんありますが、今回は、ユーザーが自ら選択した部分を「検閲」し、その部分を黒塗りにしてしまうことができるというちょっと変わったアドオン「Rtuk」を使ってみました。
「Rtuk」は、ページアクセスを制限したり、任意の部分を単に非表示にするようなツールとは違い、ユーザーが選択したテキスト部分を黒塗りにして内容を隠すという機能を持ったアドオンです。
アドオンをインストール後、Webページ上で表示したくない、または誰かに見せたくないテキストがあったら、その部分をマウスで選択し、コンテキストメニューを開き[Black out****]をクリックします。
*またはツールバーに配置できる専用のボタン をクリックします。
すると、その部分がまるで隔離社会で読む新聞記事のように、黒塗りとなり、内容がわからなくなります。
その部分は、機能が有効である限り今後も黒塗りとなりますが、ステータスバーにあるアイコン をクリックすれば機能が解除され、通常通り表示されるようになります。
こうして非表示にした内容は専用のサーバーに送られ、他の「Rtuk」ユーザーが同じページにアクセスした際も同様に黒塗り状態となるようになっています。
このように、隠す部分を共有できることから、自分で検閲した内容を、Firefoxでブラウジングを行う家族に適用し、不具合のある文章を見せないようにするなどという使い方も可能です。
検閲などという言葉自体あまり気持ちのいいものではありませんが、使い道に心当たりのある方は試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:Rtuk(Add-ons for Firefox)
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