Ctrlを押したままTabきーを連打した場合、左から右へとタブを移動し、それがローテーションされるようになっていますが、この操作では気に入ったタブに移動するまで何度もキーをたたかなくてはなりません。
たとえば、あるメインページから複数のページを別のタブで開いているような場合、そのメインページに何度も戻るようなことがありますが、このような時に、上記の操作を行ってメインページに移動しようとすると、何度もキーをたたいて目的の場所を探さなくてはなりません。
こうした不満がある方は、タブ間の移動操作を、もう一歩カスタマイズすることができるアドオン「LastTab」を使ってみればいいかもしれません。
「LastTab」は、Firefoxの[Ctrl+Tab]操作を、通常のように左→右のローテーションではなく、最近見ていたタブへ移動するようにできるアドオンです。
アドオンをインストール後、複数のタブを開いた状態で[Ctrl+Tab]キーを押してみると、以下のようなウィンドウが開くようになります。
画面右側には現在開いているタブの一覧が表示され、最近見ていたタブが選択されてます。
左側にはそのタブのサムネイル画像が表示され、視覚的にそのタブの内容を把握することができるようになっています。
これらを確認した上で、Tabキーを離せば最近見ていたタブにすぐ移動することができるというわけです。
もちろん、CtrlをキープしたままTabキーを連打すれば、タブを順に選択して移動することも可能です。
このように、サムネイル付きのリストを確認しながら、最近見ていたタブを優先としてタブ間の移動を行うことができるというのが特徴です。
また、タブバー右側の▼で表示されるリストも最近見ていたタブの順番に並べ替えられます。
これらの操作は、オプションでより詳細に設定することが可能です。
設定項目は以下のようになっています。
■Ctrl+Tabで最近使ったタブ順にナビゲートする。
■タブリストウィンドウを表示する。
☆プレビュー(サムネイル)を表示する。
☆ウィンドウにヘッダーを表示する。
☆ヘッダーにサイトアイコンを表示する。
☆ヘッダーに開いているタブ数を表示する。
☆URLを表示する
☆リストをマウスで選択可能にする。
■タブリストの幅
■プレビューの幅
■タブバーにタブメニュー(▼)を表示する。
■タブメニューの並び順(古い順、アルファベット順、最近使った順より選択)
■現在のタブを閉じれば最後に選択されていたタブに移動する。
■現在のタブをクリックすれば、最後に見ていたタブに移動する。
以上のように、タブの移動・選択に関する設定や、アクションを細かに調整することができるようになっています。
Tab Mix Plusなどをご利用の方は、すでに自分の好みのアクションをある程度設定されていることと思いますが、「LastTab」を併用することにより、もう少し踏み込んだ設定ができることでしょう。
タデフォルトのタブ間移動だけでは満足できないという方は試してみてください。
ダウンロード:LastTab(Add-ons for Firefox)
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