しかし、これらのブックマークを通常クリックしても、デフォルトな方法でしか開くことしか出来ず、新規タブやウィンドウで開きたい場合などは、メニューから指定するなどの操作が必要となります。
気に入ったサイトの中でも、あるURLは新規タブで開きたいとか、あるURLは新規ウィンドウで開きたいような場合もあるでしょう。
そんな時に便利なFirefoxアドオンが「All Customized Links」です。
「All Customized Links」は、URLごとに開き方を指定して登録し、ページコンテキストメニューから簡単にその方法で特定のURLを開くことができるという機能を持ったアドオンです。
アドオンをインストールしたら、まずはページのどこかで右クリックし、コンテキストメニューを開いてみましょう。
メニュー内にある「All Customized Links」にマウスをポイントすれば、以下のようなユーザー登録画面が表示されます。
このような作業は以前のバージョンにはなかったものですが、ここで登録を行うことにより、他のPCやプロファイルで「All Customized Links」を利用する際、登録したURLの内容を同期することができるようになります。
登録が完了したら以下の画面が表示されます。
次にオプション設定を開いてリンクの指定を行います。
[Link Settings]部分には、既にサンプルでいくつかのリンクが登録されていますが、不要なものは[Delete Link]で削除しておきます。
[Add Link]をクリックすると、新規登録画面が表示されます。
ここにリンク名(日本語では文字化けします。)、URLを記入し、ドロップダウンリストから開き方を選択します。
開き方は、新規前面タブ・背面タブ、現在のタブ・新規前面ウィンドウ・背面ウィンドウの5種から選択できるほか、[Status]部分でActive、Inactiveを指定すれば、必要に応じて個別にON・OFFを指定することができます。
また、現在のページを「All Customized Links」に登録したい場合は、コンテキストメニューから[All Customized Links]→[Add Current URL]をクリックすることにより、上記登録画面を呼び出して登録することもできます。
こうして登録したURLは、ページ内で右クリックして表示されるコンテキストメニュー内の[All Customized Links]以下にリンク名で表示されます。
表示スタイルは、NFT(新規前面タブの意味です)などの開き方表記の後に登録URL名が表示されるようになっています。
また、デフォルトではメニューから各リンクにマウスをポイントしたら、サイトプレビューが表示されるようになっています。
これをクリックするだけで、指定した方法でURLを開くことができるというわけです。
以上のように、コンテキストメニューから開き方を指定したURLをブックマーク感覚で開くことができるようになるというアドオンです。
ブックマークのように、クリック方法を変えたりメニューから開き方を選択する必要もなく、簡単にいつものURLを好みの方法で開くことができるようになるのは意外と便利なものですので、スピーディにお気に入りサイトを開きたい方は使ってみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:All Customized Links(Firefox Add-ons)
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