改良点の多さから、バージョン番号が3.1から3.5へと上げられており、テストユーザーとしてはその内容や進化のほどが気になるところです。
今回のロボットは飛んでいます。
Firefox 3.5の主な特徴は以下の通りです。
■TraceMonkey JavaScriptエンジンの機能向上
■改良されたプライベートブラウジングモード
■Geolocation(位置情報取得)機能の標準化
■ネイティブJSON、ワーカースレッドのサポート
■Gecko 1.9.1レンダリングエンジンの改良
■HTML5(ビデオ・オーディオ)、新しいCSS特性、JavaScriptクエリセレクタ、HTML5のオフラインデータ保存、SVG変換などのサポート
となっています。
メニューやオプション部などに若干の変更は確認できるものの、見た目には大きな変化はありませんが、実際に利用してみると、起動・ブラウズともにさらに高速化されたことが実感できるバージョンとなっています。
■新しくなった履歴の消去オプション
■プライバシーオプションの変更
■ロケーションバー検索で表示候補の設定が可能に。
■ロケーションバーのページ情報表示ボタン
デフォルトインストール先は[C:\Program Files\Mozilla Firefox 3.5 Beta 4\]となりますので、現行バージョンとの共存が可能です。
*カスタムインストールを選択し、確認することをおすすめします。
現在のところほとんどのアドオンが対応していませんが、 Tab Mix Plus Dev-Build 0.3.7.4pre.090404をはじめ、以下のようなアドオンが使えることが確認できました。
○Rank Checker
○Sxipper
○Winampツールバー
○Personal Menu 4.1.4
○Profile Manager and Synchronizer
テストバージョンとはいえ、もう少しアドオンの対応が広がれば個人的には常用したいレベルだと思います。
本バージョンはあくまでテスト段階のソフトウェアです。インストールディレクトリの確認、プロファイルの別途作成などを行うなど、ご利用には十分注意の上、自己責任にてお願いいたします。
リリースノート(en)
ダウンロード:Firefox 3.5 BETA4
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