このような現象が起こった場合、再度Firefoxを起動すると、ツールバーボタンがリセットされてしまっていることがあり、それらを元に戻すのが非常に面倒ですね。
この現象が発生したとき、「サイドバーを閉じます」ボタンも一緒に消えてしまいますので、それもツールバーのカスタマイズから戻そうとされた方も多いと思いますが、この「サイドバーを閉じます」ボタンは、ツールバー右クリック→カスタマイズ→「ツールバーのカスタマイズ」ウィンドウ内に存在するものの、これをサイドバー部分にドラッグ&ドロップしても拒否されることから、なんとなくそのまま放置されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
×ボタンが・・・
この「サイドバーを閉じます」ボタンを復旧させるには、サイドバーのタイトル部分右側(正常時に×ボタンがあったあたり)で右クリックし、[カスタマイズ]をクリックして[ツールバーのカスタマイズ]ウィンドウを呼び出す必要があります。
ここから呼び出したウィンドウ内にある「ツールバーのカスタマイズ」ボタンを、[×]のあった部分にドラッグ&ドロップすれば、無事元の場所に戻すことができます。
そもそもこのようなことになってしまうのも、Mozilla Flux(Rockridgeさん)の記事:Firefox 3.0.8はクラッシュしやすい?にも書かれてある通り、3.0.8のクラッシュ多発に原因があるのは明白ですが、ユーザーにとっては非常に困った現象ですね。
記事ではマルウェアの削除やiTunesと一緒にインストールされるBonjourのアンインストールなども解決策の一つとして提案されていますが、当方の環境では、両者ともパスしてもダメでした。
動きのカクカク感はちょうどEee PCでFirefoxを使っているときの現象に似ており、特に長時間利用していると顕著にクラッシュ回数が増えます。
その現象が発生したときはWindows自体も緩慢な動作に陥ってしまいますので、結局再起動するしかありません。
また、クラッシュ時にはフォームデータも保護されませんので、ブログなどを書いている方は、Lazarus: Form Recoveryなどできちんと自衛していないとエライ目に遭います。
その他、ブックマークやデータ関連は無傷なので、ツールバーボタンなどを並べ換えるだけでなんとなく元に戻った気がしますが、こうした問題は4月21日リリース予定の3.0.9で何とかしてもらいたいところですね。
ちなみに私の経験では、Firefoxのクリーンインストールや新規プロファイルの作成、アドオンの検証および無効化などを行っても現象は解決しません。
また、自分的にはプロファイルの障害でもないとほぼ断言できますので、プロファイルのバックアップを行っておくことは間違いでは無いと思います。
というわけで、しばらく我慢して3.0.8を使い続けるか、3.0.7あたりにバージョンダウンして様子を見るほかないような感じです。
この現象にお悩みの方も、とりあえず今はボタンだけでも元に戻しておいてください。
<参考記事>
Firefox 3.0.8はクラッシュしやすい? via Mozilla Flux
<関連記事>
高機能バックアップツール「Firefox Extension Backup / CLEO 1.0 」
Firefoxのプロファイルを丸ごとバックアップ・リストアできるソフトウェア「BackupFox」(Thunderbirdにも対応)
「MozBackup」で丸ごとバックアップ。
フォーム記入情報を時間軸で遡ってリカバリーできるFirefoxアドオン「Lazarus: Form Recovery」
拡張機能の「個別設定」をインポート・エクスポートできるFirefoxアドオン「OPIE」