しかし、XPの場合、このデフォルトブラウザの設定を行うと、コンピュータを利用する全てのユーザーに適用されてしまうようになっており、IEをメインで利用している他のユーザーにとっては不都合な場面も出てきます。
Firefoxユーザーは、「Firefoxが一番!」と思いこみがちですが、使ったことのない方や、なんらかの理由でIEでブラウジングする必要のある方にとっては迷惑なことにもなりかねませんね。
そのような不具合を解消してくれるフリーソフトが「DefaultBrowser」です。
「DefaultBrowser」は、そのPCを使っている全てのユーザーごとに、「通常使うブラウザ」をセットすることができるというWindows XP専用のツールです。
インストールの必要などもなく、単にダウンロードしたファイルを解凍して、[DefaultBrowser.exe]を実行するだけでツールを起動させることができるようになっています。
起動直後の画面は以下のようになっており、左側にFirefoxをはじめ、IEやSafariなど代表的な11種のブラウザリストが表示され、、右側には青字で現在のデフォルトブラウザが表示されるようなっています。
この中から、デフォルトにしたいブラウザにチェックを入れ、[Apply]ボタンをクリックすれば、デフォルトブラウザが変更されるというわけです。
*複数バージョンなどが混在する場合、チェックを入れた後に表示されるダイアログで実行ファイルのパスを指定する必要があるものもあります。
これをユーザーごとに実行することで、各ユーザーごとに好みのブラウザを起動できるようになります。
リストに無いブラウザをデフォルトにしたい場合は、画面下部の[For other browsers・・・・]部分で、参照ボタンをクリックし、ブラウザのexeファイルの場所を指定してやることによってそのブラウザをデフォルトとして利用することができます。
*一部のブラウザや、バージョン違いのものは正しくセットされない可能性もあります。
また、Resetボタンをクリックすることにより、システムデフォルトのブラウザに戻すこともできるようになっています。
デフォルトブラウザの変更はちょっと面倒だったりしますが、これがあれば、いつでもデフォルトブラウザを変更できるようになるので便利です。
複数ユーザーで好みのブラウザがそれぞれ違うような場合や、一時的にデフォルトブラウザを変更して試用してみたいような場面で便利に使えるツールですね。
ダウンロード:DefaultBrowser 1.8
■Firefoxを「既定のブラウザ」にする方法。
■ダウンロード時にOS規定のプログラムでファイルを開くことができるFirefoxアドオン「OpenDownload」
■知っておきたいFirefoxのプロファイル(Profile)管理。