しかし、この検索バーで検索を行った場合、結果は現在選択されているフォルダのみとなり、フォルダを移動してしまうと、検索キーワードはクリアされてしまいます。
たとえば、Aフォルダ選択時に、メッセージ一覧からタイトルに[Firefox]が含まれているものを検索すると、Aフォルダ内の該当メッセージはすぐに抽出されますが、Bフォルダで同じように探そうと思い、フォルダを移動すると検索バーはクリアされてしまい、再度キーワードを入力してから検索し直さなくてはなりません。
複数のアカウントやフォルダがある場合、これではちょっと面倒ですね。
そんなふうに感じたことがある方におすすめのThunderbird用アドオンが「Sticky Search」です。
「Sticky Search」は、Thunderbirdの検索バーで検索した際、フォルダを移動してもその検索プロセスを維持できるアドオンです。
このアドオンをインストールしておけば、検索バーに入力したテキストが、フォルダ移動後もそのままキープされ、フォルダ移動と同時に、その移動先のフォルダでも同一条件で検索を続行することができるようになります。
キーワードは、選択状態のまま維持されますので、移動先で検索が不要なら、Backspaceキーなどで素早く消去することが可能です。
これだけの機能しか無いアドオンですが、使っている内に、きっとその効果を感じることができると思います。
ダウンロード:Sticky Search(Thunderbird Add-ons)
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