今までもThunderbirdベースの派生ソフトは多数ありましたが、このPostboxは、それらのツールと比較して一歩リード?と思わせるようないい感じのメールクライアントです。
「POSTBOX」は現在、Windows/Macの英語版がダウンロード可能となっています。
ダウンロードからインストールまでの作業は、Thunderbirdと大差なく、数分で完了します。
インストール時には、現在インストールされているThunderbirdの設定をはじめ、Outlookのアカウントセッティングも引き継ぐことができます。
今回は、アカウント設定をインポートせずにインストールし、起動してみました。
初回起動時には、以下のようにアカウントセッティングが開くようになっています。
(設定方法はThunderbirdとほぼ同じです。)
■アカウント設定後の起動画面
ご覧のように、ちょっと横長のクールなインターフェースとなっています。
メッセージを選択すると、画面は4ペイントなり、本文表示領域の右側には、そのメッセージに含まれている画像などのファイル、リンクなどがリスト表示されるようになっています。
*検索窓からは、Google検索を実行することもできます。
この部分を活用すれば、ファイルの取り扱いや、リンク先へのジャンプなどが簡単になるというわけです。
また、左ペインはアカウント、フォルダ、タグ部分と3つに分かれており、メッセージを簡単に分類し、絞り込みを行うことができるようになっています。
また、こうした高度な検索は、ツールバー上の各ボタンからも可能で、添付ファイル、画像、リンク、アドレス帳などをボタン一つで新規タブとして個別に開くことができるようになっています。
その他にも、メッセージヘッダ部分の各種ボタンから、簡単にアドレス帳を管理したり、重要なメールをTodoとして管理したりすることができるなど、Thunderbirdと比較して簡単にメッセージの分類やファイルの管理ができる他、専用のツールバーボタンをクリックすることにより、TwitterやFriendFeedなどのソーシャルメディアに投稿することなども可能となっています。
■タグの選択・追加
■ソーシャルメディア投稿ダイアログ
現在のところ、英語版のみで、アドオンの導入などは不可ですが、Thunderbirdを使ったことがある方ならすぐに使いこなすことができるでしょう。
日本語メッセージの取り扱いなどに多少不具合が発生することなども報告されていますが、Thunderbirdユーザーも、そうでない方も、一度試してみる価値のあるメールクライアントだと思います。
Meet Postbox(主な特徴)
ダウンロード:Postbox
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