そうした子供達も、Webでは「大人だけ」が見ていいようなサイトを閲覧してしまう可能性は十分あり、教育上よろしくないことがありますね。
そんなことにならないようにするためには、管理している大人達がきちんとコントロールしてやらなければなりません。
そんなご家族がブラウザにFirefoxを使っているのなら、「Suricate」というアドオンをインストールしておけば、よく分からないリンクをクリックしても、こうしたサイトの表示を防げるかもしれません。
「Suricate」は、16歳未満の子供達が閲覧するのに好ましくないサイトを表示しようとした際、その表示をブロックしてくれるペアレンタルコントロールツールです。
インストールすると、ステータスバーには以下のようなバーが表示され、現在その数値の数だけ「大人だけ」サイトをブロックしていることを示してくれます。
もし、該当するサイトにアクセスしてしまった場合、以下のような警告画面が表示され、ブロックされてしまうようになります。
また、大人が利用時に、今後子供達に見せたくないサイトを発見したら、ツールバーの専用ボタン をクリックするだけでそのサイトをブラックリストに登録することができ、自分でも閲覧不可なサイトをコントロールすることができます。
オプション設定では、こうしたコントロールに関する詳細な設定ができるようになっています。
[Option]
■Suricateのコントロールをパスワードで保護する(アカウント作成が必要)
■フィルタリングの有効
■アドオン自体の無効化・削除ボタンをグレーアウトする
■ステータスバーに機能の有効・無効メニューを表示する
■コントロール対象年齢
上記のように、アドオン自体を触れなくしたり、容易に無効化されたりしないような設定が可能です。
[Blacklist][Whitelist]タブでは、あらかじめ設定されているサイト以外に、閲覧不可にしたいサイトを登録したり、逆に見てもいいサイトを登録したりすることもできるようになっていますので、日本の有害サイトや、あまり見て欲しくないサイトなども簡単に禁止・許可登録することができます。
海外のツールですので、有害サイトの基準が日本のサイトとはちがうかもしれませんが、手動の登録などを重ねていけば有効なペアレンタルコントロールができそうです。
子供達につまらないサイトを見せたくない場合だけでなく、大人にも閲覧して欲しくないサイトをセットしたり、自分がこうしたサイトで消費する無駄な時間を抑制するためにも使えそうなアドオンですね。
ダウンロード:Suricate(Firefox Add-ons)
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