このサンプルは、実際に手作業で打つのも面倒ですし、何か他のコンテンツから引っ張って記載するのも問題があったり、内容がマッチしないこともあり、何を記入するかは難しいところです。
Webページを顧客に提案したり、テーマやテンプレートを配布しているような方ならこのようなダミーテキストを記入したことがあると思いますが、Firefoxユーザーなら、「Dummy Lipsum」というアドオンをインストールすることによって、このような時でも簡単にダミーテキストを生成して利用することができるようになります。
「Dummy Lipsum」は、同名のダミーテキスト生成Webサービスを、Firefox上で簡単に利用することができるアドオンで、これをFirefoxにインストールしておくことにより、ジェネレーターを呼び出して生成したダミーテキストを他のアプリで作成中のWebページに挿入したり、閲覧中のWebページのテキストエリアに素早くダミーテキストを貼り付けたりすることができるようになります。
インストールしたら、まずはダミーテキストを生成してみましょう。
ツール→Dummy Lipsumをクリック、もしくは、ツールバーカスタマイズによりツールバーに付与できる専用のボタン をクリックします。
以下のような生成ウィンドウが開きますので、希望の数値、種類(段落、語、バイト、リストの4種から選択)をセットし、[生成]ボタンをクリックすれば、下部のテキスト表示欄に、毎回ランダムなダミーテキストが表示されます。
[クリップボードにコピー]をクリックすれば、この内容を他のアプリなどで利用することができるというわけです。
見本の場合は、3段落のプレーンテキストを句読点有りで生成した例ですが、[HTMLタグを表示する]にチェックを入れておけば、ダミーリスト作成などの際、文頭に・の付いたものをコピペすることができるなど、用途に応じて使い分けることができます。
■HTMLなし
■HTML有り
また、Firefoxで表示しているWebページ上のテキストボックスや、テキストエリア内で右クリックすると、コンテキストメニューに[Dummy Lipsum]が表示され、これを実行することで、そのエリア内にダミーテキストを素早く貼り付けることができます。
オプション設定では、生成するダミーテキストの規定値や、テキストボックス・エリア、エディタ使用時に、メニューから実行した際のデフォルト生成ダミーの設定を行うことができます。
以上のように、かなり簡単にダミーテキストを生成することができるアドオンです。
Webページやテーマを作成されている方、顧客にページサンプルなどを提案することが多いデベロッパーの方にもおすすめです。
ダウンロード:Dummy Lipsum(Firefox Add-ons)
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