今度のバージョンでは、流し読み機能の追加や、Twitterへの投稿機能の強化などがなされており、Mozillaが抱いている将来のメッセージ管理システムの片鱗をうかがい知ることができるものとなっています。
「Snowl0.2」は、前バージョンとは違い、インストール後にオプション画面などは表示されず、以下のようにスターティング画面が表示されるだけとなっています。
コントロールは、ステータスバー左端のボタン、または、ツールメニューから行います。
「Snowl0.2」は、現在のところRSSフィードの購読、およびTwitterのポスト、閲覧機能を統合して利用できるようになっています。
まず最初に、このメニューから[Subscribe]を選択し、フィードの登録、またはTwitterのアカウント登録を行います。
以下のような登録画面が開き、[Feed]と[Twitter]を選択して登録するようになっています。
[Feed]にチェックを入れた場合、フィードURLを入力して[Subscribe]ボタンをクリックすれば登録されるようになっています。
また、いつものようにFirefoxでWebサイトのフィードを表示した際、フィードリーダーの選択肢として追加された[Snowl]を選ぶことでも購読リストに登録することができます。
Twitterの場合は、上記[Subscribe]ウィンドウで[Twitter]にチェックを入れ、アカウント(名前、またはメールアドレス)、パスワードを入力し、[Subscribe]ボタンをクリックします。
アカウントが有効であることが確認できたら、TwitterAPIを利用するための認証画面が開きますので、ここにTwitterのアカウント名、またはメールアドレスを入力し、OKをクリックすれば登録完了です。
こうして登録されたTwitterやフィードは、3つのパターンで読むことができます。
■List
よくある3ペイン形式スタイルで、サイドバーに購読名、右上にタイトル、右下に本文が表示されます。
■Stream
サイドバーだけに購読タイトル、本文へのリンクが表示され、随時更新されます。
メインのブラウジング画面で何か作業をしていても、最新の情報をキャッチすることができるようなスタイルです。
■River
[流し読み]に最適なスタイルです。
全ての情報を1画面に表示し、ザックリと読むことができます。
*Riverモードは、List、Streamモードと同時表示させることが可能です。
その他にも、メニューから、[Layouts]を選択すれば、上記モードのレイアウト(各ペインの配置)を様々なスタイルに変更することができます。
また、Twitterに関しては、読むだけでなく、"書く"機能も備えています。
Twitterに書き込みたくなったら、サイドバーにSnowlをStreamモード以外で表示し、下部右側の封筒ボタンをクリックします。
以下のような投稿画面がポップアップし、140文字以内で記事を作成・投稿することができます。
以上のように、フィード+TwitterをFirefox上で操ることができ、好みのスタイルで読んだり書いたりすることができるというアドオンです。
このアドオンで、メールをはじめ、その他のツールが使えるようになると、ブラウザだけで何でもできてしまう強力なツールになりそうですね。
*本バージョンは、現時点ではまだテストバージョンとなっており、多くのバグを含んでいる旨が警告されています。
十分注意して、自己責任にてご利用ください。
また、現在、Mozilla LabsのSnowl紹介ページでダウンロードできるバージョンは正常に動作しませんので、以下のFirefox Add-onsからダウンロード(インストール)したものをお使いください。
ダウンロード:Snowl 0.2(Firefox Add-ons)[sandbox]
<関連記事>
■Firefoxでメッセージを集中管理するアドオン「Snowl」
■ニュースフィードを読み込んでFirefoxのツールバーに表示できるアドオン「NewsBar」(Firefox 3対応)
■Firefoxのツールバーにティッカー風RSSフィードを表示する「Simple RSS Reader」
■フィード更新を手軽に確認できるRSSリーダー「BlogRovr」
■ライブブックマークをRSSリーダー風に閲覧できる「Beatnik」
■Firefoxのライブブックマークをサイドバーで読むことができるアドオン「Feed Sidebar」
■Google リーダーをシンプル&クールに表示できるGreasemonkeyスクリプト「Helvetireader」