意図しないURLにアクセスさせ、パスワードなどのログイン情報を盗み出すというこうした悪意に対抗するには、ユーザーがきちんと自衛する必要があります。
Firefoxにも、そうしたスプーフィング・フィッシング対策を行うためのアドオンがいくつかありますが、その中でも比較的わかりやすく、簡単に対策を行うことができるアドオンが「Petname Tool」です。
Yahoo!のアカウントをお持ちの方なら、ログイン画面上に自分で任意に設定した文字列とカラーラベルを表示する「ログインシール」というものを見かけたことがあるかと思いますが、あれと同じようなことを、任意のサイトで行い、その結果をFirefoxのツールバー上に表示するようなものだと思っていただければいいかと思います。
「Petname Tool」をインストールすると、ツールバーに、専用のテキストボックスが付与されます。
また、ブックマークツールバー左側にも、専用の[Petname]というフォルダも付与されます。
暗号化されているページにアクセスすると、このテキストボックス内に[unknown site]と表示されるはずです。
そのサイトが正規のものであることを確認したら、[unknown site]を消し、代わりに今後そのサイトを判別するためのキーワードを入力し、Entreで確定します。
■証明書を確認
■間違いなければ、任意のキーワードを入力
ブックマークツールバーの[Petname]フォルダ内を確認してみると、先ほど入力した任意のキーワードをタイトルとしたブックマークが追加されているはずです。
今後、このサイトにアクセスすると、キーワードボックスの背景が緑に変化し、登録した文字列が表示されるようになります。
このように、緑背景に登録したキーワードが表示されていれば、あなたが信頼済みのサイトにアクセスしているということになります。
偽サイトにアクセスした場合は再現できませんでしたが、ボックス内に[?????]が表示されるものと思われます。
ちなみに、暗号化されていない通常のサイトを表示した場合は、ボックス内に[unauthenticated]と表示され、テキストの入力もできないようになっています。
銀行など、重要なサイトに[名前]を付けて、確認してからログインする癖を付けておけば、万一の際に被害を回避できるかもしれませんね。
*アドオンの紹介ページでは、暗号化ページ表示時に、ロケーションバー背景とテキストボックスが黄色くなっていますが、Firefox 3デフォルトでは、この色分けが無くなりました。
このように、httpsサイトにアクセスした際に、ロケーションバーカラーを変更したい方は、以下の記事を参考に変更してみてください。
Firefox 3でhttpsサイトを読み込んだ際のロケーションバーに色を付ける方法。
ダウンロード:Petname Tool(Firefox Add-ons)
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