今回のベータでは、FirefoxユーザーにもおなじみのGreasemonkeyが利用できるようになったことをはじめ、V8エンジンの高速化やGoogle ブックマークとの同期など、実用的な機能が搭載されており、その他のブラウザユーザーにも魅力的に映る進化をしていることがうかがえます。
Google Chrome 2.0 pre-Betaを利用するには、現行バージョンからのアップデートが必要となります。
<2.0pre-Betaへのアップデート方法>
1.Google Chromeを起動し、Early Access Release Channelsにアクセスします。
2.ページ内下部の[Subscribing to a Channel]部にある[Google Chrome Channel Changer]をクリックし、[chromechannel-2.0.exe]というファイルをデスクトップなどにダウンロードします。
3.ダウンロードした[chromechannel-2.0.exe]をダブルクリックして起動すると、以下のような画面が表示されますので、画面下段の[Dev・・・]部分をチェックし、[Update]ボタンをクリックします。
4.確認ダイアログが表示されたらOKをクリックして閉じます。
5.Chromeのツールバー右側にある[設定]ボタンをクリックしてメニューを開き、その中にある[Google Chromeについて]をクリックします。
6.表示されたバージョン情報画面に、[今すぐアップデート]というボタンがありますのでクリックします。
7.アップーデートが開始されます。
8.完了したら以下のようなダイアログが表示されますので、OKをクリックして再起動します。
9.Chromeを再起動して、再度[Google Chromeについて]を開き、バージョンが[2.0.156.1]になっていればアップデートは完了です。
<Google Chrome 2.0 pre-Betaでの主な新機能>
■Greasemonkeyスクリプトのサポート
本バージョンから、FirefoxでおなじみのGreasemonkeyスクリプトが実行可能となっています。
ただし、Firefoxのように全てのスクリプトが動作するとは限らず、その利用設定方法もあまりスマートなものではありませんが、Chromeでもお気に入りのスクリプトを使っていつものサイトを表示したいなどの希望があるのなら、設定する価値があるかもしれません。
☆Greasemonkey機能の有効、およびスクリプトのインストール方法(Win)
1.スタート→すべてのプログラムなどからGoogle Chromeのショートカットを右クリックし、プロパティを開きます。
2.プロパティウィンドウ内の[リンク先]に記述してある
"C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
に、【--enable-user-scripts】を追記し、OKで閉じます。
追記後:"C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --enable-user-scripts
*〜exe"半角スペース--enable-user-scriptsです。
これでスクリプトの利用準備が整いました。
次に、スクリプトのインストールを行います。
☆Greasemonkeyスクリプトのインストール方法。
スクリプトのインストールもFirefoxのようにワンクリックというわけにはいかず、手動でダウンロード・インストールする必要があります。
まずは、Cドライブ直下に[scripts]というフォルダを作成しておきます。(C:\scripts)
次に、自分が利用したいGreasemonkeyスクリプトをいつものサイトからダウンロードし、(C:\scripts)に放り込みます。
これで(C:\scripts)に入れてあるスクリプトで、対応するものがあれば動作するようになります。
例:Google Reader: Show Feed Faviconsをインストールした場合。
Firefoxで使っているものをあれこれ放り込んでみましたが、動作したのは実感として5個に1つ程度という感じですので、とりあえず使いたいものを入れて試してみてください。
■オートコンプリート機能
検索窓などでオートコンプリート機能が使えるようになりました。
■フルページズーム
Ctrl+(+)、Ctrl+(−)、Ctrl+(0)などで、ページ全体の拡大・縮小・等倍ができるようになりました。
■センタークリックによるオートスクロール
ページ上でセンタークリックし、そのままマウスを上下するだけでスクロールができるようになりました。
■複数プロファイルの管理
Firefoxと同じく、ユーザーや用途に応じてプロファイルを作成し、それらを再起動無しに切り替えたり、同時起動できるようになりました。
☆プロファイルの管理方法
1.新規プロファイルの作成は、[設定]ボタンをクリックし、メニューから[New window in profile]→[New profile]をクリックします。
2.新規プロファイル名の入力ウィンドウが開きますので、任意の名前を記入し、OKをクリックします。
(チェックボックスにチェックを入れておくと、そのプロファイルのショートカットをデスクトップに作成します。)
3.[New window in profile]にマウスを乗せると作成したプロファイルがリストに表示されますので、ここでプロファイル名を選択すれば、別プロファイルで新規ウィンドウが立ち上がります。
再起動することなく、複数プロファイルの同時起動ができるのが便利ですね。
*不要なプロファイルの削除は手動で行う必要があります。
削除するには、C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome 内から、[User Data-プロファイル名]フォルダを丸ごと削除します。
■Google ブックマークのインポート
ブックマークのインポート・エクスポートで、Gogole ブックマークのインポートができるようになっています。
手順は、[設定]→[ブックマークと設定のインポート]にて開いたウィンドウで、[取得先]を[Google Toolbar]にし、[お気に入り/ブックマーク]にチェックを入れ、[インポート]ボタンをクリックするだけです。
インポートが完了したら、ツールバーの[その他のブックマーク]内に[Imported From Google Toolbar]フォルダが作成され、その中にGogole ブックマークのブックマークが表示されるようになります。
■その他の変更点
☆新しくなったWebKitエンジン
☆スペルチェックの強化
☆タブのドラッグ機能
☆より安全なSafeBrowsing
☆V8エンジン0.4.6.0
などとなっています。
ちなみに、ACID3テストの結果は以下のように100/100をマークしています。
詳しくはリリースノート(US)をご覧ください。
以上のように、確実に他のブラウザ達に追いつく様を見せているGoogle Chrome。
今後どのように進化し、ユーザーを増やしていくのかも楽しみなブラウザですね。
*本バージョンは、開発者向けのベータバージョンとなっています。ご利用は自己責任にてお願いいたします。
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