このようなツールは、何でもかんでもハイライトするものや、Googleなどで検索した結果ページではハイライトするが、結果をクリックするとハイライトが消えてしまうものなど、それぞれ一長一短があり、なかなか思うようにキーワードの強調ができないものです。
今回利用してみたキーワードハイライトツール「ColorResults」は、そんな中でもかなりスマートにページ内のキーワードを把握することができるアドオンです。
よくある同種のアドオンは、検索した際に表示される結果ページでキーワードがハイライトされるが、結果をクリックした先ではハイライトしなかったり、逆にどこまでもハイライト表示されっぱなしで余計ややこしくなったりするものもありますが、ColorResultsは、Googleで検索した結果ページではハイライトせずに、結果からジャンプした先だけで、検索時に入力したキーワードをハイライト表示するというものです。
<動作イメージビデオ>
*Googleを利用したカスタム検索エンジンなどでも有効になります。
そのハイライト表示も、常時ハイライトするのではなく、ページをスクロールして読み進めている間だけハイライトし、該当部分を見つけスクロールを停止すればハイライトもフェードアウトするというアクションで、邪魔にならないスタイルで該当キーワードを見つけることができるようになっています。
デフォルトの場合、ハイライトは以下のように赤っぽいカラーで表示され、スクロールを止めると1秒ほどでじわーっと消えていきます。
*ハイライトは、検索結果から開いた全てのページ(pdfもOKです。)で有効となり、さらにそのページからリンクをクリックして開いたページには適用されません。
オプション設定は特に用意されていませんが、about:configでアドオン独自の設定部分を編集することにより、ハイライトのカラーや、キーワードの太字、イタリック表示、スクロールしてからハイライトするまでのディレイ時間などを設定することができます。
設定を行うには、about:configを開き、フィルタ欄に[ColorResults]と入力します。
たとえば、[colorresults.BackgroundColor (HTML Colors: 'Blue', Red'... or '#000000' to '#ffffff']の値を、[blue]などに変更すると、キーワードを青で表示することができます。
このように、かなりシンプルなアドオンながら、必要時にはしっかりとハイライトを有効にし、読んでいるときは邪魔にならないという利点を持ったハイライト系アドオンです。
キーワードは強調したいが、なかなかしっくり来るアドオンが無いという方は試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:ColorResults(Firefox Add-ons)
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