こうしたリダイレクトされるURLをクリックした場合、ワンクッション置いてから目的のサイトを開かなくてはならないことにストレスを感じる場合もあるでしょう。
そんなURLからリダイレクト部分を除去することができるFirefoxアドオンが「Redirect Remover」です。
「Redirect Remover」をインストール後、リダイレクトされるリンクにマウスを乗せると、以下のようにポインタにリダイレクトURLであることを示すマークが表示されるようになります。
このマークが表示されたリンクをクリックすると、転送されるサイトを経ることなく、リダイレクト後のURLをダイレクトに開くことができるようになります。
たとえば、Googleで画像検索を行った際に表示されるサムネイルをクリックするような場合、その画像を含むページを直接開くことなどもできるようになります。
また、リダイレクトされるリンク上で右クリックした際、メニューから以下のような操作を実行することも可能です。
[汚れたリンクを開く]:リンクに記述されているURLをそのまま開きます。
[きれいなリンクのURLをコピー]:リダイレクトを除去したURLをコピー。
[一覧にホストを追加]:そのリンクをホワイトリスト(リダイレクトする)に追加します。
*リンクの[プロパティ]は以下のように変化し、元URLの記述と、除去済みのURLを比較したり、ホワイトリストに追加するボタンなどが利用できるようになります。
ホワイトリストは、上記見本のボタンのように、ブックマークすることを目的としたリダイレクトをダイレクトに開くと本来の目的を果たせないような場面で使います。
このようなリンクは、前述の右クリックメニューからホワイトリストへ登録することによって、そのサイトのリダイレクトを除去しないようにすることができます。
*ツールバー→カスタマイズから、専用のボタン をツールバーに付与し、それをクリックすることによってもON・OFFが可能です。
また、このボタン横の▼をクリックすれば、そのページ内にある[汚れたリンク]一覧を表示させることができます。
オプション設定では、こうしたホワイトリストの管理や、コンテキストメニューへの表示項目などを設定することができます。
ホワイトリストから外す場合は、個別に選択して[フィルタを除去]するか、ホワイトリスト登録済みのリンク上で右クリックして表示されるメニューから[一覧からホストを除去]をクリックします。
上記のように目立たない機能ではありながら、ストレス無く、また、安全にブラウジングを行うことができるようになるアドオンです。
リダイレクトはフィッシングなどにも利用されることがあり、信頼できないURLは簡単にクリックしないようにするべきですが、「Redirect Remover」をインストールしておけば、このように意図しないサイトへ飛ばされる危険も多少は回避されるかもしれませんね。
ダウンロード:Redirect Remover(Firefox Add-ons)
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