中にはPDFファイルとして保存できるようなアドオンも有り、ユーザーは利用目的に応じて様々な方法でWebページをローカルに保存しておくことができるようになっています。
今回使ってみた「pdfit」というアドオンも、そうしたWebページ保存系ツールですが、他のアドオンとはちょっと違い、Webページを画像(PNGまたはJPEG)としても、PDFとしても保存できるマルチなツールです。
「pdfit」をインストールしたら、Webページ上で右クリックして表示されるコンテキストメニューに、[pdfit !]という項目が追加されます。
その中には、さらに以下のように、[Save as image]と[Save as PDF]という2つの項目が表示され、それぞれを選択することにより、現在のページを画像、またはPDFファイルとしてローカルに保存できます。
各ファイル形式の選択以下で、[Whole Page](ページ全体)と[Visible Area](現在見えている部分)を選択すれば保存ダイアログが開き、指定したファイル形式、表示部分にて保存されるようになっています。
■画像保存例
■PDF保存例
また、pdfit独特の機能として、画像での保存時にエフェクトをかける機能が用意されています。
画像保存の際、画像にエフェクトをかけたい場合は、その都度オプション設定を開きます。
オプション設定画面は以下のようになっています。(上から)
<画像保存設定>
■画像フォーマットの選択
■画質
■タイトルの挿入およびタイトルテキストのポジション・カラー
たとえば、上記見本の場合、保存した画像の上部中央に[Mozilla Re-Mix]というテキストを20pxのサイズ、ブルーグリーン系のカラーで挿入されます。
■イメージフィルタ
ここで画像に施したいエフェクトを選択します。
選択できる項目は、画像の回転(左右)、エンボス加工、指定の明るさ・コントラスト、モノクロ、セピアなどとなっています。
■回転を選択した際の角度
■明るさ
■コントラスト
■反射(リフレクション)の度合い
<PDF保存設定>
■PDFファイルのページサイズ
■ページ分割のON・OFF
上記のように、各項目が細かく調整できるようになっており、[回転を選択した際の角度][明るさ][コントラスト][反射(リフレクション)の度合い]は、それらのエフェクトを選択した場合に適用されます。
<エフェクト保存の例>
■エンボス
■回転(右45度)
■モノクロ
■鉛筆っぽいやつ
■セピア
■リフレクション
以上のように、保存画像時に様々なフィルタをかけることができる上、PDF保存までもできる便利なアドオンとなっています。
Webページやページ上に表示されている画像を保存する機会が多い方は試してみてはいかがでしょうか。
ダウンロード:pdfit(Firefox Add-ons)
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