こうしたアクションは、訪問者にとって便利なものもあれば、悪意のあるものもあり、全てを許可してブラウジングすることは危険である場合があります。
Firefoxには、ポップアップブロックをはじめ、こうしたJavaScriptのアクションを制限できるようなオプションも用意されていますが、それほど詳細な設定を行うことはできません。
このJavaScriptの機能を、ユーザーの利用状況に応じて、アクションごとに細かく調整することができるアドオンが「Controle de Scripts」です。
「Controle de Scripts」をインストールすると、ツール→オプション画面内にある[JavaScriptを有効にする]横の[詳細設定]ボタンを押したときの内容が変更されます。
ここから、デフォルトには無い細かなアクション設定が可能となります。
*アドオンの設定、または、ツール→Script Managerからも同様の設定画面を開くことができます。
設定画面は5つのタブに分類されています。
メインとなる設定項目は、一番左の[Permissions]です。
この中には、13種類の項目が用意されており、それぞれのチェックボックスにチェックを入れることによって、各項目が[許可]されるようになります。
Permissions(左列上から)
■ウィンドウの移動とリサイズ
■ウィンドウの上下、前面・背面への移動
■コンテキストメニューの利用
■ステータスバーを隠さないようにする
■ステータスバーメッセージの変更
■ダイナミックイメージへの変更
■開けなかったウィンドウを閉じる
Permissions(右列上から)
■新しいウィンドウのリサイズを許可する
■メニューバーを隠す
■ナビゲーションツールバーを隠す
■ロケーションバーを隠す
■ブックマークツールバーを隠す
■スクロールバーを隠す
逆にこれらの中からブロックしたい項目があれば、チェックボックスのチェックを外します。
[Popups]タブでは、ポップアップウィンドウが開く際のイベント(引き金)を指定できます。
この中にはクリックやダブルクリック、ロード、スクロールなどのイベントが表示されており、どの動作を行ったときはポップアップを許可し、その動作ではブロックするのかを指定できます。
左のリストから項目を選択し、[Add]ボタンをクリックして右欄へ送ったものだけが許可されるイベントとなります。
[Advanced]タブでは、サイト個別にセキュリティポリシーを適用することも可能ですし、[Miscellaneous]タブでは、ある種のスクリプトが指定時間(秒)以上動作している場合に警告を発するようにすることができるようになっています。
[User Interface]では、ツールメニューやコンテキストメニューへのメニューの表示や、ショートカットキーの設定が可能です。
以上のように、アクションごと、サイトごとに細かなスクリプトアクションの設定が可能で、不快なアクションの制限を始め、安全性にも配慮することができるアドオンです。
設定も単純で簡単ですので、Firefoxデフォルトの設定だけでは満足できない方は試してみてください。
ダウンロード:Controle de Scripts(Firefox Add-ons)
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